まず、採用する人材のモデルを作成するため、人事評価が高く、活躍している社員を対象にテストを実施。結果を分析した所、以下の特徴があることがわかった
3E-i(知的能力テスト)総合評価の平均値が6点。
特に、エンジニアに求められる"計算応用力"は全員7点以上。
3E-p(性格・価値観テスト)性格特性:「主体性」、「変革性」が高い
コミュニケーション力:「意思伝達力」、「論理的表現力」が高い
ストレス耐性:全体的に高いが、特に「仕事の負荷量」が高い
この結果をもとに、採用選考時、応募者に対して一次面接として3Eテストを実施。初期選考として、書類選考と3E-iの結果をもとにした選考を行った。また、面接では3E-pの結果を踏まえて、これまでの経歴と合わせて、人物の詳細を確認し、総合的に合否を判断した。
テスト結果を活用した採用活動により、履歴書、職務経歴書だけではわからない素質や性格がわかり、しっかりと活躍人材を見極めることに成功した。採用した人物は即戦力として活躍しており、引き続き増員のための採用活動を続けている。
現在活躍している社内SE職の傾向をもとに、初期選考の基準を以下のように設定した。
(1) 3E-i の総合評価5点以上、計算応用力7点以上。
(2) 3E-p の性格特性の「主体性」と「変革性」、コミュニケーション力の「意思伝達力」と「論理的表現力」の偏差値が55以上、「仕事の負荷量」のストレス耐性が55点以上。