選考スピードがアップ!マークシートからWEBへの運用で変わったこと

選考スピードがアップ!マークシートからWEBへの運用で変わったこと

株式会社東京海上日動キャリアサービス

 東京海上グループ保険事業本部
  本部長              松島 康太郎 様  
  保険事業推進部
採用グループ 主任 磯俣 唯 様

 
アウトソーシング事業
1984年設立
従業員数 641名
 

Talent Analytics導入前の課題について

私たちは、人材派遣を中心に、人材紹介、業務請負、採用コンサルティング、転職支援サービスなどを提供する、東京海上ホールディングス100%出資の総合人材サービス企業です。1984年に「東京海上キャリアサービス (TCS)」として設立され、当初はグループ内の事務派遣を主な業務としていました。その後、徐々にグループ外への派遣や紹介、採用コンサルティングにも事業を拡大し、現在も成長を続けています。

長年、ある大手の適性検査を利用していましたが、受検方法が「マークシート方式」だったため、マークシートを取り寄せたり、テストセンターの予約を取ったりする作業が煩雑でした。また、受検時間が長く、受検者にとって負担になり採用の歩留まりに影響が出ているのではないかと感じていました。そのため、WEBで完結できて、受検者の負担が少ないTalent Analyticsへの切り替えを決めました。

Talent Analyticsを使ってみた所感

Talent Analyticsは、業務請負としていただく受託案件で、正社員・契約社員の採用が必要となった際の選考ツールとして利用しています。主には事務職や経理職などをはじめとするバックオフィス系の職種での利用が多く、1次面接と2次面接の間で適性検査を行っています。

導入後の効果として、大きく感じているのは選考のスピードが早くなったことです。元々、1次面接後に適性検査の受検案内をすると、テストセンターに行かなければならないという心的負担が応募者にかかっていたためか、1次面接が好感触でも適性検査の受検に進まない方が一定数いらっしゃいました。それが、35分という短い受検時間と、自宅でも受検できるという気軽さからか、1次面接から適性検査を経て2次面接に進む応募者が増えました。これは採用選考ページ上に、適性検査の受検時間を掲載したことも、要因としては大きかったのかなと思います。また、早い方だと案内をした当日に受検する方もいました。また受検結果が受検後すぐに出るため、選考のスピードが速くなりました。

業務請負の案件においては、クオリティの高い人員をスピーディーに補充することを求められます。また、応募者はキャリア採用の方が多いので、早めに転職活動を成功させたいと思っていらっしゃる方も多いと思います。我々としては、採用上の競合より先手で打ち手が打てるので、選考のスピードが早くなったことは三方よしだと非常に満足しています。

また、時間は短くなりましたが、以前の適性検査と変わらない選考精度を担保できていると感じています。特に、知的能力の評価は重視していて、正確性と一定のクオリティが求められる受託先の職場において、仕事のキャッチアップ力や理解力の高い方なのかを確認するのに役立っています。また、ストレス耐性についても注意してみていて、その職場に合う方なのかどうかをみています。

Talent Analytics導入後に期待することや取り組みたいこと

現在は、選考時の選考時の基準として利用していますが、今後は、もう少し活用の幅を広げていきたいと思っています。特に気になっているのは「求める人財可視化サーベイ」で、業務請負として受託する案件によって、求められる人物要件が異なるので、マネージャーやリーダーを含む、現場の人間が求める人材要件を可視化することで、各案件へのマッチ度を更に高められないかと考えています。 

Talent Analyticsにおける選考スピードの向上は、我々企業側と応募者側双方にとってより良い結果を生み出すことができました。今後も、Talent Analyticsを活用し、より一人ひとりにあった働き方を追及していきたいと思っています。