Talent Analytics導入で初期選考にかかる時間を大幅に短縮
企業プロフィール
- 業種
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不動産
- 従業員数
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5,000名
- 状況
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入社3年以内の退職者が相次いでいる。新卒採用において優秀な人材を獲得するために初期選考の見直しを行う必要がある。
課題と目的
課題
新卒採用において、優秀な人材の獲得競争が激化。優秀な人材を獲得するために選考に工夫をしているが、そもそも会社説明会、一般常識試験・適性検査、エントリーシート選考といった初期選考での離脱が増えている。拘束時間の長さや筆記試験を会場で行っていることを敬遠する学生も多く、優秀な人材を逃している可能性がある。また、組織再編があり人事メンバーが減ってしまい、業務過多になりそうだ。
目的
初期選考の内容を見直し、優秀な学生を早期に確保するとともに、採用の初期選考の業務負担を軽減させたい。
テストの利用方法
それまで利用していた実施時間が1時間30分かかる適性検査をTalent Analyticsに変更し、会社説明会の時間も短縮。
また、既存社員にも適性検査を受けてもらい、各部署の活躍人材の傾向を検証。会社風土と分析結果をふまえて、以下の基準を採用選考に設けた。
採用基準
知的能力テスト
- 総合評価4点以上
性格・価値観テスト
- 性格特性 :「主体性」「変革性」の偏差値50以上
- エネルギー量:「行動性」「決断性」の偏差値50以上
- ストレス耐性:「人付き合い」「仕事の負荷量」「理想と現実とのギャップ」「評価・評判」50点以上
適性検査の分析結果が上記基準を満たした者を合格とし、合格者の中でエントリーシート選考、その後面接に進むように選考フローを変更した。
導入した効果
会社説明会と適性検査の実施時間短縮により、それまで約4時間かけていた選考会を2時間30分に短縮。それまで1日1回しか行えなかった会社説明会が、午前と午後の2回開催になり、より多くの学生からの応募を集めることができるようになった。
また、適性検査の分析結果により選考基準が明確になったことで、一次選考通過後の面接設定までの時間が大幅に短縮され、選考辞退者を減少させることができた。
その結果、以前に比べて優秀な人材の採用数が増え、早期に活躍し成果を上げる者が増えている。