配置配属でパフォーマンス最大化!株式会社ツクリエがTalent Analyticsに決めた理由

配置配属でパフォーマンス最大化!株式会社ツクリエがTalent Analyticsに決めた理由

株式会社ツクリエ

人材戦略グループ マネジャー
佐藤龍樹 様


企業支援サービス、インキュベーション事業 他
2005年設立
従業員数163名(2024年3月時点)
 

Talent Analytics導入のきっかけ 

「株式会社ツクリエ」は、起業支援のプロフェッショナル集団であり、独自の「起業品質」を基軸に、起業率、継続率、拡大率の向上を目指しています。また、入居型創業支援施設やスタートアップ支援型インキュベーション施設を運営し、起業家教育やイベント企画を通じて起業家をサポートすることで、多くの起業家を世に送り出しています。 

そんな当社ですが、採用活動を加速させている一方で、入社した社員が迅速に立ち上がらないという課題に直面していました。元々採用時には「ストレス耐性」を測るための適性検査を導入しており、選考基準としてその適性検査を使うことについては満足していましたが、入社後に社員が辞めてしまったり、パフォーマンスに繋がらなかったりすることもあり、入社後の「配置配属」にもう少し工夫ができるのではないかと感じていたのです。 

この「配置配属」に問題を置いたのには理由がありました。というのは、私たちの会社には「コミュニティマネージャー」や「起業支援スタッフ」 という職種があるのですが、例え同じ職種名であっても、配属される施設により求められることが異なります。 

例えば、入居型創業支援施設では、定期的な面談や日々のやり取りを通じて、起業家のリアルな課題感を知り、起業家と共に問題を解決していく力が求められます。一方で、「Startup Side Tokyo」のようなマス向けの拠点では、年間300本のイベントが開催されており、広範囲の知識や集客力のあるイベントを実施していく企画力が求められます。 

またテック系の起業家が入居する施設もあれば、ファッション業界のスタートアップの企業が集まる施設もあり、どれ1つとして同じような施設はないのです。 

そのため、画一的な選考基準で採用ターゲットを絞り込むことよりも、その方の特長を捉えた上で、その方にマッチした「配置配属」を行うことの方が、よりパフォーマンスに繋がるのではと考え、配置配属に使える適性検査を探しました。 

Talent Analyticsの導入の決め手と想定している活用方法

Talent Analyticsの導入において重要だったのは、他の適性検査に比べて「配置配属」の材料となる項目が多い点です。

例えば、一般的な適性検査では性格特性やコミュニケーション力に焦点が当てられますが、Talent Analyticsではそれに加えて「創造的思考性」を評価し、発想力や論理力も把握することができます。また、ストレス耐性だけではなく「エネルギー量」や、働くうえでの「価値観」「職務適性」なども明らかになります。より多くのバリエーションを比較・組み合わせることができるため、導入しているタレントマネジメントシステムにTalent Analyticsのデータを入れ、タレントマネジメントのシステム上でその拠点や施設にフィットする方を候補としてピックアップし、配属できるのではないかと期待しています。

また、適材適所を考えれば、入社後の配置配属に限った話ではなく、異動にも活用していきたいと思っています。人事として社員と定期面談をしていると、スキルアップや新しい挑戦を求めるポジティブな声も多くあります。現在、当社では横の異動はあまり行っておらず、行ったとしても「この人はここに合うだろう」という直感に頼っている部分があります。Talent Analyticsの導入により、今後はエビデンスに基づく戦略的なローテーションも可能になると考えています。