「価値観採用」で離職率を驚異の10%台へ! “10のオキテ”に共感する人材の採用手法とは?
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株式会社ブライド・
トゥー・ビー
採用企画チーフ 小林 千紘 様
ウェディング事業、フレンチレストラン運営、コンサルティング事業等
2004年設立
従業員数 120 名(正社員70名/パート・アルバイト50名)
創業当時から利用していたTalent Analytics
株式会社ブライド・トゥー・ビーは、サービス業を愛する人々のために存在し、No.1のチームワークを目指しながら「HAPPY PEOPLE MAKE HAPPY PEOPLE(幸せな人が、幸せな人を創る)」の実現に向け、成長を続ける会社です。私たちは、会社全体が一つになるために価値観への共感を大切にしており、採用では当社の掲げる「理念」とそれを支える「10のオキテ」に共感していただける方を最優先に考えています。そのため、どんなに優秀な方であっても当社とフィットしない方は採用をしない方針です。
これは、創業当初、サービス業界特有の離職率の高さに悩んだ代表が行きついた考え方であり、その当時から選考ではTalent Analyticsを使っていました。
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Talent Analyticsの分析で明らかになった離職傾向
とはいえ、最初から「価値観にマッチする方に絞った採用」や「離職率改善」がうまくいったわけではありません。初期には、採用ターゲットを定めても、具体的な基準づくりやTalent Analyticsの活用が不十分で、価値観の合わない方が入社し、短期間で退職するケースが多くみられました。そこで課題を「3年以内離職」に絞り、Talent Analyticsと照らし合わせ分析していきました。
分析の結果、特に顕著だったのは「エネルギー量」の項目で、「エネルギー量」の項目が高い方と低い方を比較すると、低い方が離職する傾向が強いことがわかりました。この傾向には納得させられる部分がありました。当社では99%がハンズアップ方式で物事が決まり、チャンスを自らつかみに行く姿勢が常に求められます。そのため、積極的に挑戦することに興味がない方には合わない環境です。そして、新しいチャンスには苦労や逆境もつきものです。こうした逆境を乗り越えるためのエネルギーが、この項目と関連していると感じました。 さらに、「協調性・好感表現力・対人調和力」が活躍・定着にとって大きな要素であることも明確になり、これらは当社が最も重視している「チームワーク」と深く関連していることもわかりました。これらの項目をターゲット像に反映させ、選考で活用することで、入社後3年以内の離職率は、過去のピーク時90%だったところから今では10%台へと劇的に改善しています。
就活生 へ自己理解ツールとしてプレゼント
また、25卒選考からは、説明会参加者にTalent Analyticsを自己理解ツールとしてプレゼントする取り組みも始めました。説明会には約600名が参加しますが、この方々も私たちにとっては「幸せにする対象 」——。ですので、当社の良いところだけではなく、仕事の「厳しさ」や「どんな人が向いていないのか」も説明し、その後にTalent Analyticsを受検してもらい、結果をフィードバックすることで、更に自己理解を深めるきっかけを提供しています。
もちろん次の選考に進んでほしい気持ちもありますが、仮に当社にフィットしない方でも、説明会とTalent Analyticsの結果を通じて自分を見つめ直し、採用体験をより良いものにできるよう努めています。逆に、自分の「強み」こそ、当社で活かせると感じた方については、Talent Analyticsのフィードバックを経てより一層当社への志望度が高まったと考えています。この取り組みにより、ターゲット層からの説明会後の選考予約率は70%に達し、より共感度の高い学生との面談が実現しました。
採用だけではなく、マネジメントのシーンで活用することも多く、正直今まで他社の適性検査が気になったこともありますが(笑)、信ぴょう性(活躍・定着人材との相関)や受検者からの納得性なども含め、Talent Analyticsを超える適性検査には出会えていません。これからも、当社の成長を支える重要な存在であってほしいと思います。
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